My Diary

　金光教のこのみ教えは素晴らしいですね。
　私たちはどうしても過去のことにこだわってしまいます。前向きな反省は次に生かすためには必要ですが、往々にして「あの時あんなことを言われた」「親の育て方が悪かったからこうなった」「イジメたあの人は許せない」等々、その時に辛い思いをして傷ついているのに、更に何度も思い出して怒りを増幅させて、さらに腹を立て、自分を傷つけ、周りにもその嫌な顔や気分を振りまくなど愚の骨頂なのです。
　昨日までの古新聞、あなたはどうされますか。過去の新聞の記事は書き換えられないのに、その記事で今の自分を縛ったり責めたりして、みじめになっているようなものです。そんなものは、チリ紙交換に出すように、きれいさっぱり捨て去りませんか。神棚に預けてもいいでしょう。
　今生かされている幸せ、有難いことに目を向ければ、過去の見方も変わってきます。どんなこともおかげの中での出来事。過去の辛いことも、今の幸せの土台になって自分をきたえてくれたことと感じるときもあります。
　一足飛びにいかなくても大丈夫。取り敢えず、過去の黄色くなった古新聞を後生大事に握りしめて、何度も読み返すことを止めて、今を明るく朗らかに、最初は形からでもいいですから、ともかく始めてみましょう。心は後から必ずついてきます。