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2022.11.29 10:43

言葉を省略しない

 以前、兄が経営する設計会社に勤めていたころ、普段は温厚な社長が若い社員の方に意見している姿を見たことがあります。
 それは、その人がお客さんを「今日はすみませんでした」と送りだした後の事。
「山田君、いまなぜ謝ったの」
「いや別に、遠くからお越しいただいたので、御礼をしたのですが…」
「その気持ちがあるなら『本日は遠方からお越しいただいて、ありがとうございます』とわないといけない。最近はなんでも“スミマセン”ですます人が多いが、それは謝罪の言葉で、相手に感謝の気持ちが伝わらない。そればかりか、そういう軽い言葉でお客を扱う会社だと、会社全体が評価されることなるんだ。私は“スミマセン”という言葉は、軽くいなされているようで好きではない」とのことでした。

 そういわれてみると、自分も「ありがとう」「失礼します」「ごめんなさい」「恐れ入ります」「相済みません」・・・など、様々に使い分けるべき場面で“スミマセン”と言っていなかっただろうか。それこそ“済まないことだったな”と反省させられました。
他にも“ドウモー“は「こんにちは」なのか「初めまして」なのか「よろしくお願いします」なのか「ごめんなさい」なのか?最近は省略言葉が巷にあふれているな、自分は使ってはいなかっただろうか、と気になりはじめました。
 それからは場面に応じた言葉を使うように、特に感謝の言葉はしっかり「〇〇、ありがとうございました」となるべく具体的にいうことを心がけております。