2021年07月
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2021.06.02 11:31

祈りの波動を届ける

 先日、筑波大名誉教授で「命の暗号」などの著作がある、遺伝子工学研究の第一人者、村上和雄氏の追悼動画を見たのですが、教祖様の御教えが科学的に解明・説明されているようで驚きました。
 
 これまでにわかっていることは、思考や祈りはエネルギーであり、波動になること。そしてそれが人や物だけでなく地球や宇宙にも広がって共鳴するとのことです。
 例えば、アメリカの9.11の同時多発テロやダイアナ妃が亡くなったとき、また日本の3.11の東日本大震災のときなど、世界中の人が同じ時期に同じ場所に向けて祈った影響で、地球の磁場にまで変化が起きたそうです。宇宙とあらゆる細胞は一体化しており、お互いに様々に影響を及ぼしていることが説明されていました。
 祈りを受けた人の病気が快復率が上がるという実験結果もありました。
 更に、愛やボジティブな感情の波動はスムースで美しい波を描き、ドーパミンなどの幸福感やリラックスさせる脳内物質が出ますが、恐怖などネガティブな感情の波はぎざぎざの波になり、それらの脳内物質や成長を促す物質の分泌が抑えられ、細胞の代謝が出来なくなり病気になるとのことです。
 
 教祖様の「おかげは和賀心(やわらぎ喜ぶ心)にあり」「過ぎたことを思い出して、腹を立て苦にするなよ」「悪いことを言って待つなよ」等を始め、多くの御教えがポジティブな良い波動を作り、自分も相手にもいい影響を与えることを教えていたのだと改めて思いました。
 それならば折角の祈りや感情を、自分にも周りの人や物にも「あなたのことを大切に思っているよ」というメッセージの波動を方向性を間違えずに送りたいものです。

 ある方が「お父さんに『体に悪いからお酒を控えてほしい』と祈っていたのですが、中々やめてもらえません」とお願いをされました。
 「教祖様の『好きなものをいただいて長生きするがいい』との御教えもありますから、どうぞ体にいいようにと、願ってみませんか」と言われて、家族の祈りが「好きなものをありがたく頂いて、長生き出来ますように」と変わっていくうちに、お酒の量が減っていったそうです。

 取次(*注)を願うことで、方向性を的確にさせてもらえるところも金光教の優れたところですね。

(*注)取次:人の願いを神に、神の思いを人に伝えて、神と人が共に助かる生き方を求めていく手法。金光教の救済と信仰の中心になっている。