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2023.04.12 09:55

神様が喜ぶことを

「家内一統、仲良くして信心せよ。彼岸餅などをこしらえる時に、子供がそばで、くれ、くれ、というのを、神様に上げない先にと言って頭をたたいたりしては、神は喜ばない。先に子供にやって喜ばせしておいて、それから神にあげてくれれば、神は喜ぶ。よそへ行っても、台所で子供の頭をたたいて泣かせたりしては、御馳走を出してくれても嬉しくはない」
と,教祖様は教えてくださっています。
 この教えに母を思い出します。昔はお彼岸におはぎ(春はぼた餅)や海苔巻などのお供え物を作るとき、ご近所の分まで沢山作り、台所はてんやわんやでした。子供の私たちは普段食べられないご馳走を前に、手伝い半分、おこぼれを頂戴するうれしさ半分でワクワクしたものです。
 そんな時、母は必ず神様にお供えする分とご近所に配る分を、先に小皿やお重に取り、端っこや崩れたところを「はい、味見。お手伝いありがとうね」
「美味しい?」「じゃ神様にお供えして『美味しくできてありがとうございます』とお礼をしてきてね」と、先に味見という形で、私達のはやる気持ちを満たしてから、ちゃんとしたものを御礼を言ってお供えする、皆が喜ぶように、という教えを実践していました。
 確かに、よその家に行ったとき、台所で喧嘩の声が聞こえ、恐縮しながらから出されたご馳走、嬉しくはいただけないな。神様も同じ思いなのだろうな、と思います。にこやかにみんなで喜んでいることを表してもらえたら「お訪ねして良かった、美味しそうなご馳走までありがたい」とこちらまで嬉しくなり「一緒に喜んでいただきましょうね」と、皆さんとにこやかに楽しい時間が過ごせますね。
 日ごろから、神様の喜ぶには何が大事かを考えて実践する、それが神様も周りも助かり、仲良く楽しい日常生活に繋がるのですね。
2023.03.07 10:43

神様ミット

 「コミュ二ケーションはキャッチボール」と、よくいわれますが、私達は言葉や態度というボールをつかってお互いの意思疎通を図っています。そのボールは相手が受け取りやすい物ですか?受けやすい速さですか?
 深く考えたことなどないまま、ギザギザボールや豪速球を投げているのではないてしょうか?
 あんなことを言わなければよかった、と後悔したり、怒りに任せて投げたボールは、相手には受け取って貰えないばかりか、怒らせたり傷付けてしまうかも知れません。

 逆に相手からきついボールを投げられたら、自分に余裕のないときはスルーすることも大事ですが、神様のミットを借りて、ふんわりとキャッチし、笑顔で投げ返せるようになりたいものですね

 心優しい人は、人からのギザギザボールや豪速球をまともに受けてしまいやすいものです。スルーも言い返すことも出来ずに傷ついてしまい、きつい人はそれをいいことに益々そんなボールを投げつけて来ます。

 そんな時こそ、神様ミットを借りるしかないのです。とっさに「神様。助けてください」と双方の助かりを祈ることで神様ミットは現れます。
 また、その時のために、普段から後ろ祈念(人知れず祈る)の稽古をしておくことも大切です。見返りを求めず、周りの人の助かりを後ろ祈念する。家族、親戚、友人知人、ご近所の方々、すれ違う人、戦渦や災害などで被害にあっている人、生きとし生ける全てものたちの‥‥。
 そのような祈念しているときは、歓びの心になっています。最新の科学では、幸せホンモンのオキシトシンなどが出ているそうてす。この幸せホルモンが神様ミットの正体かもしれません。
 ですから、「親切にしているのに応じてくれない」「あなたのことを思っているのに‥、」などの心を出しては逆効果です。

 いい波長は相手にもいつか通じます。古今東西の宗教も祈りを大事にしていますが、最新の科学や心理学など様々なところで祈りの効用は証明されています。
 普段からすぐに神様ミットを借りやすくしておけば、とっさの時にも間に合います。お試しください。
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