2024.04.04 10:16

人の助かりを祈る

「人の悪いことを言う者がよくある。その所に、もしいたら、なるたけ逃げよ。陰で人を助けておけば、しぜん、神の恵みがある」(理解Ⅱ 大多喜三郎の伝え16)
人の不幸は蜜の味、とばかりに悪口や噂話に花を咲かせている光景を目にすると、このみ教えが浮かび、悪口を言われている人のこと、言っている人のこと、聞いている人のこと、それぞれの助かりを願わずにはいられません。
 陰口を言われるのは辛いものです。また、それを聞く人も、うなずくだけでも同意したことになりますし、またいつ今度は自分が言われる側になるか心配になります。勿論、言っている人の人格は下がってしまい、皆が助からない状態になってしまいます。
 とはいえ、中々面と向かって注意できない場合が多いものです。その場から逃げ、皆の助かりを心から祈ることは、小さいことのようですが、人助けに繋がるのですね。
 
 でも、どうしても解決できない愚痴がある場合はどうしたらいいでしょうか。人に話すと陰口になり、自分も相手にも良いことにはなりません。とはいえ、黙って我慢していては、ストレスになります。
 そんな時は教会で、神様に聞いてもらってください。神様に取り次いで、皆が共に助かるように、祈らせていただきます。神様に預けたら、過ぎたことはすっきり忘れ、前向きになりたいものです。
 
 人の悪口を人に言わないことは相手を軽く見ないことにもなり、神様の氏子として自他ともに助かりを願うことに繋がります。人を大切にする人は人からも大切にされ、人の助かりを祈る人は、神様からも守られるのは、天地自然の法則かも知れません。

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